タングステン電極 (溶接対象材質・・・銅、銀、金)
型式 先端形状
/最先端径
溶接対象※1 特長※2
KTH-DK11 円柱型/φ1mm
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線材φ0.1mm以下。
板材φ0.1mm以下。
細線や箔の溶接では電極先端を細くしワークとの接触領域を狭く均一にすることで溶接が安定する。また電流が集中するため電極自身の発熱が高く接触する被溶接ワークの発熱を高める※3影響が強い。ただし熱容量が小さいため溶接対象は細線や箔に限られる。
KTH-DK14 円柱型/φ1.2mm
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線材φ0.1〜0.2mm。
板材φ0.1mm以下。
 
KTH-DK12
標準サイズ
円柱型/φ1.5mm
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線材φ0.4mm以下。
板材φ0.2mm以下。
熱容量があり、電極の発熱も高めることができるため、ワークの発熱に最も影響を与えられる電極で、線や箔の溶接可能サイズ範囲が広い。
KTH-DK13 円柱型/φ2mm
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線材φ0.3mm以下。
板材φ0.1mm以下。
電極先端が太く大きな電流を流すことができるが、電流も分散するため電極の発熱によるワークの発熱への影響はDK11、DK12に比較して少ない。例えば銅の細線を固有抵抗値のある異種金属に溶接するなど電極の発熱が少量でよい案件で使用する。
※1弊社の装置と電極を使用する場合の目安サイズであり、品質や規格に基づいたものではありません。また溶接対象の材質や組合せ等で適正な電極サイズ、溶接可否は変化します。具体的にはメーカーにお問合せ下さい。
※2
特長の内容は弊社装置と電極を使用した場合の社内比較に基づくものです。
※3銅や銀は電気を通しやすく材料自身の発熱量が少ないため、それら材料の溶接には外部熱(電極の発熱)を利用します。ただし溶接する相手の材質や形状によって溶接条件は異なり発熱具合も様々ですので、外部熱も合せて発熱量を調整する必要があります。電極の径を調整することはその有効な一つの方法です。